杉村太蔵、エコーチェンバー現象に警鐘 「テレビはマスゴミだと決めつけて…」
ネット上の異なる意見を受け入れなくなる“エコーチェンバー現象”について、杉村太蔵がその危険性を指摘した。
元衆議院議員で現在は薄口政治評論家の杉村太蔵が、31日放送の『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)にリモート出演。ネット空間において起こりやすい「エコーチェンバー現象」に警鐘を鳴らした。
■エコーチェンバーについて意見
エコーチェンバー現象とは、SNSの特性上、同じ趣味や価値観の者でコミュニティを形成し、次第に異なる意見を受け付けなくなってしまうこと。この日の番組はワクチンデマやエコーチェンバー現象といったSNSの負の面に迫り、出演者たちが意見を交わしていった。
杉村はこれに関して、「我々が気を付けなきゃいけないのは、やっぱり、ネットはこのエコーチェンバーですか? やっぱり、真実はさておき、自分に心地いい情報をどうしても人間って求めがちになっちゃう」とコメント。その後も持論を展開していく。
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■「テレビはマスゴミ」とネットへ…
続けて、「そうすると、テレビは確かに多様性でいいんだけど、全然自分とは違う考え方を聞いた瞬間、もう『テレビは“マスゴミ”だ!』と。もう『テレビは有害だ!』と決めつけてネットを見てしまう」とエコーチェンバー現象に陥るマインドを分析。
「そうすると、その人の考え方とか思考って全然広がってこなくなってきますよね」と危険性を訴えると、「これホント危険なことで、テレビ頑張んなきゃいけないなってのが僕の考え方です」とテレビメディアにエールを贈った。
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■急速に増加する「ネット情報を信じる人」
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女1,789名を対象に調査を実施したところ、全体の36.3%が「ネットで見た情報を信じる」と回答。じつに3人に1人以上の割合で、ネットの情報を信頼していることがわかっている。
また、2018年と2020年の調査結果を比べると、わずか2年で倍以上に増えていることも判明。ネットの情報を信じる人は急速に増加傾向にある。
ネットリテラシーの重要さは、これまでにも増して求められていると言っていいだろう。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)
対象:全国10代~60代の男女1,789名 (有効回答数)