濃厚接触者になった人が語る コロナ禍で「本当に怖いと思ったもの」
重症化しなくても…働き盛りの若い世代の人ほど直面してしまう問題。改めて一人ひとりができる感染症対策を。
8月2日から、緊急事態宣言の対象地域に4府県が追加、新たに5道府県に「まん延防止等重点措置」が適用。東京都と沖縄県の緊急事態宣言も今月31日まで延長される。
もし自分が感染したら、その後どうなってしまうのか―――。感染が急拡大しているいま、改めて考えてみてほしい。
■自分が感染→周りの人の生活に影響
しらべぇ編集部では、近親者が新型コロナ陽性と診断されたため濃厚接触者となり、2週間の自宅待機生活を経験したAさん(20代女性)から、自粛生活のリアルや本当に必要になったものについて話を聞いている。
そんなAさんは、「幸いにも私と子供は感染しませんでしたが、集団の中でたった1人陽性と診断されただけで、周りの人の生活に深刻な影響を与えてしまう、このウイルスの怖い部分を目の当たりにした気がします」と話す。
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■「明日から2週間、仕事行けません」
連絡を受けたその瞬間から、Aさん自身も集団検査に行く以外は外出することができなくなり「もし自分がテレワークができない職種に就いていたら、生活に深刻な影響が及んでいたかもしれない…と考えてしまいました」。
「色々な理解が広まって、感染者や濃厚接触者が責められる風潮は随分マシになりましたが、やっぱり『明日から、最低でも2週間は仕事に行けません』なんてなかなか言えない」とAさん。