スタバ店頭に置かれた謎の黒板、よく見ると… 地元愛あふれる正体に思わず感動

2日で日本上陸25周年を迎えたスターバックスコーヒー。店頭に出現した、とあるボードが話題となっており…。

2021/08/03 05:45


 

■全てのスタバをめぐった時、謎が明らかに

2021年8月2日現在、島根で展開されているスタバ店舗は、出雲大社店、ゆめタウン出雲店、シャミネ松江店、松江玉湯店の4店舗。じつは話題となっているボードの内容は店舗ごとに異なり、全てのボードを組み合わせたとき、はじめて意味のある「言葉」が浮かび上がってくるのだ。

前述したオブジェは出雲大社店に設置されたボードで、こちらは日本神話にも登場する八重に重なり合った雲である「八雲」をイメージしたイラストとのこと。

スタバゆめタウン出雲店

ゆめタウン出雲店にはスタバが「我々の原点」と語る「コーヒーの木」をデザインしたイラストが描かれていた。

スタバシャミネ松江店

シャミネ松江店のボードには国宝・松江城や堀を描いた「松江の風景」のイラストが確認できる。

スタバ松江玉湯店

また松江玉湯店では神話にも登場する「玉造」をモチーフにしたイラストが見られ、いずれも「島根の文化に根付いた絵」が描かれているのが共通項。

島根のスタバ

横長の長方形をしたこれらのボードを組み合わせると…そこには、漢字の「縁」が浮かび上がり、粋なデザインに思わず胸が熱くなってしまった。


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■どういった経緯から誕生したのか?

島根のフラペチーノ

続いては、なんともユニークなアイデアが生まれた経緯について尋ねてみると、「島根県の店長4名が『47 JIMOTO フラペチーノの島根県の商品をお客様にどのように届けていくのか』と、島根県の4店舗でできることを話し合っている中で、今回のアイデアが生まれました」という回答が。

「島根県は現在4店舗のため、4店舗と地域のお客様との繋がりを表現していきたいと考えました」とのコメントも見られたが、同じ島根県、同じスタバでも「それぞれに個性のある店舗を楽しんで頂きたい」という思いが根底にあり、そちらが転じて「4店舗それぞれのイラストを合わせると『縁』になるコミュニティボード」が誕生したそうだ。

出雲大社店の店長・春さんが発案し、同店の堀西さんがデザインしたという一連のアートはスタバファンからも好評で、こちらの影響を受けてか、島根の47 JIMOTO フラペチーノは、8月を待たずに早々に完売という人気ぶりを見せる。

まさに、店とユーザーの「縁」を感じさせる微笑ましいエピソードではないだろうか。なお島根だけでなく、大阪秋田高知長崎などの店舗でも「地元愛」に根付いたサービスが大いに注目を集めていた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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