河村たかし市長の噛んだ金メダルは交換対象外 組織委員会の見解に賛否両論
5日に入り、大騒動になった河村たかし名古屋市長の金メダル噛みつき問題。東京五輪組織委員会は噛みつかれた金メダルは「交換対象外」と考えていることが判明した。
5日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が、河村たかし名古屋市長が噛みついたソフトボール日本代表・後藤希友選手の金メダルについて「交換対象外」とコメントしたことが判明し、賛否両論となった。
■苦言や批判が続々
河村市長が金メダルに噛みついたニュースは5日に入ると、元オリンピック水泳2大会金メダリストの北島康介氏や平昌五輪スピードスケート女子金メダリストの小平奈緒選手など、アスリートから続々と苦言の声が上がる。
また、政治家からも批判が相次ぎ、元内閣府特命担当大臣の片山さつき議員が自身のツイッターで名古屋市会の4会派が、河村市長に強い非難と責任を取るよう求める文書を提出したことを明かしている。
そしてSNS上では一部ユーザーから「金メダルを交換するべきだ」という声が噴出する事態となった。
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■噛んだ金メダルは「交換対象外」
交換を求める声を受けた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は5日、河村市長が噛みついた後藤選手の金メダルについて、「交換対象とはならない」と話したことが判明。
その理由として、交換対象が「メダル製造の段階で瑕疵があった場合のみ組織委員会が窓口になり無償交換」となっていることを挙げ、河村市長が噛みついた金メダルは条件に当てはまらないため、「交換はできない」のだという。