『惜敗』正しくはなんと読む? およそ3割もの人が“誤読”していた
東京オリンピック期間中も、ニュースでよく使われた「惜敗」という言葉。およそ3人に1人は誤読している?
東京オリンピックの開催期間中は、選手たちの活躍を伝えるニュースが、多くの人々の胸を熱くさせた。そんなオリンピック関連のニュースでよく使われる言葉の中には、決して少なくない人が誤読しているものもあるようだ。
■「惜敗」正しくはなんと読む?
しらべぇ編集部では、全国10〜60代の男女384名を対象に「惜敗」の読み方について意識調査を実施した。
その結果、全体の31.0%が「ざんぱい」、69.0%が「せきはい」と読んでいると回答。「惜敗」は試合結果を伝える際などによく使われる言葉だが、人によって読み方にバラつきがあることがわかる。
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■意味が異なる「惜敗」と「惨敗」
なお、「惜敗」の正しい読み方は「せきはい」。約3割もの人が誤った読み方・呼び方をしていたことになる。ちなみに、誤読されていた「ざんぱい」の漢字は「惨敗」だ。
どちらの漢字にもりっしんべんが入っているという共通点があるのだが、「惜敗」は「惜しい負け」のことを指し、「惨敗」は「さんざんに負けること」を意味する。似ているようで意味は大きく異なるため、使用する際は注意が必要だ。
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■「しゃくはい」と読む人も
これまで「惜敗」を「ざんぱい」と読んでいたという20代男性は「え、ざんぱいじゃないんですか?」と驚いた様子。記者が正しい「ざんぱい」の漢字を見せると「あぁ、確かにこっちが『ざんぱい』ですね…。りっしんべんが同じなので、完全に勘違いしていました」と話していた。
中には「惜敗」を「しゃくはい」と読んでいたという40代女性も。「漢字の右側の『昔』の部分につられて『しゃくはい』って読んでました。恥ずかしいですね」と話している。
日頃、ニュースやネット記事の中で見かけはするものの、「正しいと思っていた表記や読み方が、じつは誤りだった」という言葉は、まだまだたくさんありそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)
対象:全国10代~60代の男女384名 (有効回答数)