「行方不明のペットを飼い主の元に」 教師を辞めた女性の新たな取り組みが話題
ペットと飼い主のために、力を尽くす女性。再会した時の飼い主の表情がたまらないという。
■捜索時は変装も
犬においては、ある飼い主から「行方不明になった」と連絡が入った場合、リサさんは最初に、その犬の写真や特徴を示すチラシを作成して街中に貼る。
そして「似たような犬がいる」という連絡が飛び込むと、その犬が乗った車のナンバーや、散歩を終えて戻った自宅などの情報から、徐々に犯人あるいは転売された新しい飼い主の身元を割り出していく。
こうして私立探偵のような行動をとることも多いため、リサさんはウィッグやメガネなどを使い、毎回変装をするそうだ。
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■ペットの値上がりも一因
これまでの捜索の成果は、約50パーセントだというリサさん。ペットは転売されるか繁殖目的で飼育されていることがほとんどで、粗末に扱われ、不健康な状態で発見されるケースも少なくないそうだ。
ペットの販売価格の値上がりが続く状況も、そうした犯行を助長しているという。
リサさんはメディアの取材に「被害をなくすためにも、価格のむやみな上昇を許してはなりません」「大切な家族であるペットを盗む行為は、人間を誘拐するのと同じ罪として裁かれるべきです」と話している。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)