毒ヘビに噛まれて妊婦が死亡 お腹の子は緊急帝王切開で緊急誕生へ

東南アジアや南アジアでは、毒ヘビに噛まれて命を落とす人たちが後を絶たない。

2021/08/12 05:15

コブラ

フィリピンで4日、来月にも出産予定だった女性が、猛毒のコブラに噛まれて死亡した。自身の体が徐々に弱っていくなか、お腹の赤ちゃんをさぞかし心配したであろう女性のためにも、医療スタッフは赤ちゃんの命だけは助けたいと思ったという。

フィリピンのメディア『ABS- CBN NEWS』に続き、イギリスの『Mirror』などが伝えている。


 

■聞こえた胎児の心音

妊婦がコブラに噛まれるという悲劇的な事故が起きたのは、フィリピン・ルソン島にあるキリノ州。女性は搬送されたディフン地区の病院で死亡が確認された。

ただし、かろうじて胎児の心音が確認できたことから、医療スタッフはすみやかに帝王切開手術に移ることを決断した。


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■予断を許さぬ状況下で…

母親が死亡したことで栄養や酸素の補給が途絶えたのに加え、ヘビの毒も回り始めたのか、赤ちゃんが急激に弱ってきていることを医療スタッフは感じていた。

予断を許さない状況での帝王切開手術であったが、1時間後に胎児は何とか摘出され、ただちに新生児集中治療室の保育器へと移された。現在の健康状態は良好だという。

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■速やかな処置が必要
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