EXIT兼近、張本氏の女子ボクシング蔑視発言に言及 「悲しくなりました」
『サンデーモーニング』での張本勲氏の女子ボクシングを蔑視するような発言について、EXITの兼近大樹が言及した。
EXITの兼近大樹が12日放送の『ABEMAPrime』(ABEMA)に出演。張本勲氏が8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)内で女子ボクシングを蔑視するような発言をしたことについて言及した。
■「おじいちゃんだな」とコメント
張本氏は、東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手について「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね」「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って」と女性やボクシングを蔑視するような発言をしたとして物議を醸した。
この発言について兼近は、「いやぁ〜おじいちゃんだなと思いましたよ。まただなって感じで、こういう世代の方々からしたらこういう意見が当たり前というか、そうなっているんだなというのを僕も感じるんですけど。ボクシング自体を軽視した発言ですよね」とコメント。
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■「理解しようとする気持ちが大事」
自身もボクシングが好きで、入江選手の試合を見て感動したようで、「ここまで頑張ってきた彼女の頑張りを見ても泣きそうなったぐらいなんで、(張本氏の発言は)やっぱりちょっと悲しくなりました」と話す。
「やっぱり張本さんの世代って、これが当たり前じゃないですか? 僕がどんだけ本人に説明したとて『若造が、喝!』で終わるんですよ、うるせぇぞって話で。これは本当に難しくて、僕ができることは自分より下の世代に対して『あれってスゴい間違えてるよね』って教えることしかできなくて、上の世代とは分かり合うことは多分できないと思うんで、理解しようとする気持ちが大事なのかなって」と世代間による考え方の差に苦悩していることを明かした。
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■張本氏は「言葉足らず」を反省
日本ボクシング連盟は12日、TBSからの謝罪文を受け取ったと発表。
今回の発言について張本氏は「今回、入江選手が金メダルを取った時も、飛び上がって喜んでいました。今回の私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に、自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」と謝罪している。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)