『世界遺産』で2週にわたって新たな自然遺産を特集 貴重な生き物たちの姿も
TBS系『世界遺産』では、22日と29日の2週にわたって「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を特集する。
■「日本最後の秘境」を紹介
22日は「奄美・沖縄I~西表島と沖縄島北部」を放送。
沖縄・西表島は東京23区の半分ほどの広さで、そのほぼ全域が世界遺産に。日本最大のマングローブの林や、島の多くを占める山岳部の亜熱帯性ジャングルには多数の川が流れ、落差55メートルの沖縄最大の滝・ピナイサーラの滝がある。この壮大な景観を空から撮影し、「日本最後の秘境」にふさわしい光景を紹介する。
さらに、この島に100頭ほどしかいない絶滅危惧種・イリオモテヤマネコや、西表島とその周辺にしか生息していないヤエヤマカジカガエル、ヤエヤマセマルハコガメなど、ここにしかいない生きものたちも見どころとなる。
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■ヤンバルクイナの生態とは
一方、沖縄島で世界遺産になったのは、北部の「やんばる」と呼ばれる地域の森。沖縄島は西表島よりも古く600万年以上前に大陸から分離した島で、やんばるの森は「ここだけの生きもの」の宝庫だ。日本で唯一の飛べない鳥・ヤンバルクイナもこの森に生息している。
ヤンバルクイナは、大陸から分離した島に天敵となる肉食の哺乳類がいなかったため、飛ぶ必要がなくなったといわれる。ただしハブはいるため、夜は木の上に登って眠るという独特の生態が見られる。ほかにもこの森でしか見ることができない貴重な生きものたちの様子も伝える。