チコちゃんが「ぶどうの周りにつく白い粉」の正体に迫る 新鮮で完熟した証だった

『チコちゃんに叱られる』でぶどうに纏わり付く粉について解説。農薬などでなく自然に発生するようだ。

2021/08/14 04:15

チコちゃん

13日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「ぶどうの皮につく白い粉ってなに?」が注目を集めている。



 

■粉の正体は「ブルーム」

果物屋やスーパーで売られているぶどうには白い粉がついていることが多々ある。「農薬」と勘違いするケースも多いが、チコちゃんによるとこれは「ろう」であるのだという。

ぶどうにつく白い粉の正体は「ブルーム」と呼ばれるぶどう自体から作られる天然のろう物質。ろうとは、脂肪酸やアルコールなどでできているロウソクのろう。紙や布に塗ると水をはじく性質があるのだが、これと同じことがぶどうの皮に起こっている。


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■水を弾く役割を持つ

水をはじく際にポイントとなるのがクチクラという膜。ぶどうの表面を拡大して観察すると皮のさらに外側には、私たちの目には見えないクチクラと呼ばれる膜が存在している。

クチクラは、多くの植物の葉や茎、実に存在していて、水分の蒸発を防いだり、雨などを弾いて病気を予防する機能を持つ。

そして、このクチクラは、主にクチンという物質とろうで構成されている。ぶどうの実が大きくなるにつれて徐々にろう物質が増えていき、溢れたろうが外に押し出される形でブルームとなる。

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■ブルームは新鮮な証
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