江戸時代の自販機? 誰もがそう想像してしまう1枚の写真が話題に
島根・石見銀山にある自動販売機のデザイン性が高すぎると話題。観光協会と設計者に詳しい話を聞いてみると…。
■観光協会に詳しい話を聞いてみると…
なぜ石見銀山の自動販売機は、木製のカバーで覆われているのだろう。そこで、島根・大田市観光協会に詳しい話を聞いてみた。
「国が選定する伝統的建造物群保存地区にこのエリアが選ばれたからですね。石見銀山内には木製のカバーで覆われた自動販売機が少なくとも4台あります。それ以外にも茶色くペイントしたモノもあり、いずれも景観に配慮しています」と説明が。
デザイン性の高さから注目を集め、外国人観光客から絶大な人気を誇っているとのことで、「景観に配慮しているだけでなく、話題性のあるデザイン」と自信を持って推していた。
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■設置されたのは25年前
設計を担当した「ゆにまてく」の渡辺孝幸さんによると、設置されたのは1996年。
ツイッター上で話題になっていることに対しては、「自動販売機で街が盛り上がるのは嬉しい。景観を守るデザインのモノが増えると良いですね」と話す。
ちなみに写真の自動販売機は、約10年前にすべて取り替えたそう。初代はすべて木製のカバーだったが、痛むスピードを抑えるため、屋根を鉄板に変更。以降、修理などは行っていないようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)