ケロリン桶の大きさは関東と関西で違う? メーカーは「銭湯文化にルーツが」
腰掛けにされてもビクともしないケロリン桶は、驚異的な強さから別名「永久桶」とも呼ばれている。
■浴槽の場所が違う
全国的には、浴場の入り口付近には蛇口が並ぶ洗い場があり、浴場の奥に浴槽があるのが一般的。しかし、関西では浴槽が浴場の中央にある銭湯が多い。浴槽の周りには腰掛けられるように、段が設けており、ここに座って掛け湯をし、浴槽から湯をくんで体も洗う。
浴槽をぐるりと囲むように壁に蛇口が並んでいるが、数はほかの地域に比べ少なめ。蛇口の下に桶を置く台があるのも関西の特徴だという。
関連記事:『イッテQ』宮川大輔の一声で“世界新記録” まさかの展開にネット大興奮
■掛け湯をするために
また、関東などでは蛇口から出る湯で体を洗ってから浴槽につかるのが一般的。しかし、関西は最初に浴槽から風呂桶で湯をくみ、掛け湯をして浴槽につかる。
そのため、「関東サイズのケロリン桶では、湯を入れたときに重すぎる」との指摘があり、関西版を開発するキッカケになったそうだ。
・合わせて読みたい→銭湯の昔懐かしい牛乳販売 創業80年の3代目が「意外にハードル高い」と語る理由
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)