小金井市のワクチンQ&A、あまりに強すぎる 切れ味抜群なアンサーに反響
新型コロナウイルスのワクチンに関する様々な疑問。それらに正面から向かい合う小金井市の「ストロングスタイル」が話題に。
全国各地にて、新型コロナウイルスのワクチン接種が実施されている昨今。しかし「副反応」をはじめとする様々な要素に、不安や疑問を抱いている人も少なくないだろう。
そんな中、東京・小金井市のストロングすぎる姿勢が話題となっているのだ。
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■ごく真面目な内容なのだが…
注目を集めているのは、小金井市公式HPにて確認できる「小金井市医師会からのメッセージ」というお知らせ。
こちらは「その1 効果と安全性」「その2 接種できる方できない方」といった具合に、ワクチンに関する情報を各リンクごとに細かく分けているのだが、その中で「その8 ワクチンの効果、誤情報に注意」というリンクがとにかく異彩を放っている。
ページ内ではグラフやデータを用いて、市内の感染状況やワクチン接種状況をしっかり解説するなど、全く不自然な要素は見られない…と思いきや、ページ中盤から展開された「よくある質問や誤情報」から、突如キレッキレのコメントが飛び出し始めるのだ。
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■これもう無敵だろ…
同項目は、インターネットやSNSにて浮上しているワクチンに関する「誤情報」を訂正すべく、同市医師会が正しい情報をQ&A方式で伝えていくというもの。
例えば「mRNAワクチンを打つと自分の遺伝子に組込まれるのではないか?」という質問に対しては、「組込まれません。 mRNAはすぐに分解され、体内に残りません」と、非常に分かりやすい回答が見られた。
しかし、時には質問自体がなかなかにぶっ飛んでいるケースもあり、中でも「ワクチン接種したネズミが2年で死んだと聞きました」という質問を見た際は「そもそもワクチンが完成して2年経っていないのでは…?」と思わず疑問に感じてしまったが、同市医師会は「ネズミの寿命は2年です」と、別の角度から論理的にバッサリ切り捨てている。
また「漠然と心配です」という質問には「ワクチン接種しないことによる感染リスクや社会・経済活動の低迷の方が明確に心配です」と「漠然」を「明確」にレベルアップさせて返しており、この一文だけでもレスバ能力が非常に高いことが伺えた。
個人的には「5Gに接続される、磁気をおびる」という端的な質問に対しても「そのような事実はありません」と、しっかり簡潔に回答している点を評価したい。
もはや「真摯」を通り越し、「ストロング」と形容しても違和感のないQ&Aスタイルの実態を探るべく、記者は小金井市の「福祉保健部健康課健康係」に取材を敢行。すると、驚愕の事実が明らかになったのだ。