AIと真剣交際する時代に突入か 中国のチャットボット恋愛市場が460億円に急成長
恋愛をデジタル化するのは個人の自由だが、ますます少子化が進むかもしれない…。
■「人間との恋愛には戻れない」
AIは世界中で活用され、その技術は金融、医療、各種小売業、観光業、不動産などの分野で大変な活躍ぶりを見せている。
『Xiaoice』が恋愛の分野で生かされるのは、当然と言えた。ユーザーの性格、雰囲気や感情を読み取って蓄積していくため、ボット側がけんかを回避し、常に心地よくさせてくれるのだ。
先述のジェシーさんも「傷つけ合うくらいなら、人間との恋愛には戻れない。戻りたくない」と話している。
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■忙しい現代人は孤独を感じている
やがて新型コロナウイルスのパンデミックが収束を迎えても、現代人は相変わらず日々忙しく働き、プライベートでは孤独を感じながら過ごす人も多いのだろう。
XiaoiceのCEOであるリ・ディさんは「人々は時間や場所に関係なく、安心して話せる相手を求めている。AIはこのような点で優れ、忙しい人間よりもむしろ求められている」と話す。
チャットボットを通した恋愛にハマッている若者からは「物事のすべてがデジタル化され、お金で取引されるこの時代。恋愛だってそれでいい。なぜ違うのか」といった意見も多いといい、今後ますます恋愛のチャットボット化が進みそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)