トイレの頻度で解雇された女性社員が提訴 「過敏性腸症候群」で悩む現代人は多数
病気という自覚がない人も含め、過敏性腸症候群に悩む人はどの国でも増えている。
■「損害賠償請求額が高すぎる」
ただし、マリアさんがその後もAmazon社で順調に働き続けていたと仮定し、それまでの平均勤務時間や賃金を元に報酬を算出すると、1万7,251ドル(約190万円)になるとのこと。むしろマリアさんの損害賠償請求額が不当に高いと批判している。
イギリスの『Mirror』『Metro』などもこの件について報じており、マリアさんの裁判の行方はアメリカ国外でも注目されそうだ。
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■過敏性腸症候群に悩む現代人
受診していない、あるいは病名を知らない人を含め、現代は非常に多くの人がこの過敏性腸症候群に悩んでいると考えられている。
下痢型、便秘型、下痢/便秘の混合型、ガス型などに分類され、大腸や小腸に原因となる炎症や異常が見つからないのに、腹痛、便通異常、おならなどに長年苦しむことが特徴だ。
原因には腸内環境、自律神経、ストレス、腸の知覚過敏など諸説あるが、確かなことはわかっていない。胃腸科ばかりか心療内科を受診するケースもあるという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)