松本人志が『ラフ&ミュージック』を引き受けた理由 笑いの世代交代

『FNSの日』を踏まえ、お笑いの世代交代を引き寄せる『ラフ&ミュージック』を考察。

2021/08/29 13:00

ダウンタウン・松本人志

28日、『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~第1夜』(フジテレビ系)が放送され、さまざまに話題となっている。どのような番組だったのだろうか。



 

■復活の『FNSの日』

『FNSラフ&ミュージック』は、『FNSの日』(フジテレビ系)、いわゆる『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)に対応する番組と目される。

中居正広とナインティナインの司会の組み合わせといえば、まさしくこの番組。今回は、そこにダウンタウンの松本人志も加わっている。


関連記事:爆笑問題がダウンタウン松本人志と共演した理由とは 大田は「楽しくなっちゃって」

 

■ハードルの高い『27時間テレビ』

『27時間テレビ』の継続が困難になったのには、視聴率低迷に加え、いつの間にやらMCが27時間寝ないで盛り上げる、ハードな『27時間テレビ』になったことがある。

当初はMCが寝るシーンを映すなど、もっと牧歌的な番組だった。しかし視聴率も問われ、番組のハードルは高まっていく。


関連記事:話題の「コア視聴率」だけではTV改革が足りない理由 20年でできた構造とは

 

■リスクゆえに第3世代が担わない?

ハードな番組であり、またハードルも高いというハイリスクすぎる番組となり、MCを担えるのはまさに中居とナイナイくらいとなった。

『FNSの日』といえばビートたけし・タモリ・明石家さんまのビッグ3が代表的MCだが、彼らも高齢化し、27時間起き続けてのMCを担わせるのも酷なことと思われる。

本来ならば、その下の世代のとんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャンがMCを担うところだが、引き受けてもらえないのは、番組のただひたすらハイリスクな特性に起因するだろう。

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

次ページ
■「コア視聴率」というカギ
ダウンタウンフジテレビ松本人志中居正広爆笑問題ナインティナイン内村光良ナイナイウッチャンラフアンドミュージック中居くん
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング