野生動物から素手のパンチで息子を救出した母親 「まさに英雄」と当局が称賛
子供を守るために、すぐに行動に出た母親。少しでも遅れていれば、命はなかったかもしれない。
自宅のすぐ外に野生動物が現れ、幼い我が子に襲いかかったとしたら…。そんな悪夢のような経験をした母親が、命がけで立ち向かい息子を救ったことを、『New York Post』などアメリカのメディアが報じた。
■いきなり襲われた息子
アメリカ・カリフォルニア州で暮らす男の子(5)が、数日前に自宅のすぐ近くにある木のそばで遊んでいた。そこにいきなり野生のピューマが現れ、男の子を襲撃。食らいついたまま40メートル以上も引きずったといい、その騒ぎに驚いた母親はすぐに家から飛び出した。
息子のピンチに気づいた瞬間に、母親はピューマに突進。まさに命がけで息子を救おうと、こぶしを振り上げた。
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■母親は命がけのレスキュー
突然の出来事だったため武器になるものを持っていなかった母親は、素手で闘うしかないと考えた。そこで力をこめて何度もピューマにパンチを浴びせ続け、なんと撃退に成功。息子を奪い返すことに成功したもののケガがひどかったため、すぐに車に乗せて病院に急いだという。
病院関係者はこの母親らに事情を聞き、すぐに警察に通報。医師団が男の子の治療にあたる一方、警察から連絡を受けた州野生生物保護当局はピューマの捕獲に向けて動き始めた。