ドン・キホーテ店頭に予想外すぎる光景が… 関西特有の「人情味」に思わず感動
大阪は梅田にある巨大なドン・キホーテ。店頭で、予想外すぎる事態に遭遇してしまい…。
■ドンキで演奏するまでの流れがエモい
今回の取材を快諾してくれたナガサワユウキさんは、バックバンドと共に毎月ワンマンライヴを実施しているバイオリニスト。
ある日、梅田で路上ライヴをしていたところ、ドンキの担当者に声をかけられたのが切っ掛けとなり、店頭でのパフォーマンスが実現したという。
路上ライヴを実施する際は使用許可の申請をする必要があり、無許可で演奏した場合は「道路交通法違反」として罰せられてしまう。しかしドンキ許可の元でのパフォーマンスはそうした制限から解放されており、ナガサワさんも「警察の方に止められることもなく、安心して演奏ができてとても嬉しいです」と笑顔でコメントしてくれた。
最初に彼に声をかける際、懐から名刺を取り出す記者の姿が「名のある音楽プロデューサー」のように見え、不要な誤解と期待を与えてしまったのでは…と自意識過剰なジレンマが生まれてしまったのは、ここだけの話だ。
なお記者の余計な妄想をよそに、ナガサワさんは真っ直ぐな瞳で「日本一知名度のあるバイオリニストになりたいです」と、熱い思いを語ってくれた。
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■ドンキ側に話を聞いてみると…
続いてはPPIHの広報室に詳しい話を聞くと、「こちらの店舗では店頭スペースを、ストリートミュージシャン、ジャグラー、マジシャン、ダンサーといったパフォーマーの方々へ無料開放しております」という驚きの回答が返ってきたではないか。
こちらの試みはパフォーマーへの支援による「地域活性化」と、ドンキユーザーへの「アミューズメント性の提供」という2つの目的から始まった店舗責任者の発案によるものだという。
なおユーザーからの反響も非常に大きく、「大阪路上ライヴの聖地の一つ」「思い出の場所が増えた」といった声も上がっているのだとか。
店頭パフォーマンスの固定ファンも着々と増えており、担当者は「『梅田のドンキに行けば、何か面白いことがいつもある!』という認知が広まっているのではないかと感じます」とも振り返っていた。
また演者やパフォーマーからの評判も絶大で、取材を実施した8月中旬時点では「大変ありがたいことに、2ヶ月先まで予約はギッシリ埋まっております」というコメントも見られたから驚きである。
梅田を訪れた際は、地域愛にあふれた迫力あるパフォーマンスをぜひその目で確かめてほしい。
【店舗情報】
「ドン・キホーテ 梅田本店」
大阪府大阪市北区小松原町4-16
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)