中学校がトイレの天井に防犯カメラを設置 「いじめやたむろを監視」に賛否両論
集団による陰湿で危険ないじめが、中学校のトイレ内で行われることは確かにある。
■学校の考えを理解する人も
この話題を伝えた『ノーザンエコー』紙電子版には、読者からたくさんのコメントが寄せられた。「生理もあるし、中学生の女の子にこれはキツイ」「何でも監視、監視って学校は刑務所か」といった声が目立つ。
その一方で、学校側に理解を示す人も少なくない。「公共トイレに防犯カメラは付き物。個室じゃなければ無断設置でも違法性はない」「いじめ防止や安全な利用のためという目的は優先されるべき」といった声があるようだ。
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■死角の監視だけでいいのか
学校のいじめ問題で、トイレが集団による陰湿で危険な行為の温床となりがちなことは、多くの人が理解している。だが、トイレや体育館の裏などの“死角”を監視するだけでは、いじめはなくならない。
防犯カメラの設置に甘んじることなく、いじめが起きたときには、教師や学校側の積極的で熱心な介入と正しい導きが何より求められているということを、学校側はしっかりと理解する必要があるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)