おむつ替えの最中、頭上から気配が… 予想外の正体に「素晴らしい」と反響相次ぐ
とある施設のおむつ替えスペース。内部で見かけた感動的な光景に、反響の声が相次いでいる。
■誕生までの経緯が素晴らしすぎる
天井にモニターが設置されているのは、刈谷ハイウェイオアシス内のデラックストイレ(女性用)の中にある「母と赤ちゃんの部屋」というスペース。2011年3月のリニューアル時に、話題のデザインに改められたという。
誕生の経緯について尋ねると、担当者は「赤ちゃんを連れたお母さんは、遠方への移動中、授乳やおむつ替えなどとても大変です」「『どうすればそのようなお母さんへ快適な旅行の手助けができるか』と考えた際に、当デラックストイレ『母と赤ちゃんの部屋』のアイデアが生まれました」と、当時の様子を振り返る。
おむつ替えの最中に嫌がって泣いてしまう赤ん坊がいることから、「そんな赤ちゃんの目の前に楽しいアニメーションが流れていたら、もしかするとそちらに集中しておむつ替えも少しはスムーズにいくのではないか…?」と考えたことが、おむつ交換台の真上にテレビを設置するアイデアに繋がったという。
なお、流れる映像は『アンパンマン』で固定されているようだ。
関連記事:郊外で遭遇した謎施設、ディストピア感が異常 「平和が終わってしまう…」と話題に
■9月に新たな姿にリニューアルが…?
実際に同施設を利用した、話題のツイート主・さゆさんに発見時の感想を尋ねたところ、「天井を見て、おむつ替えの時にじっとさせるのが大変なのを分かってるからこその設計だなということがすぐに分かり、感動しました」「おむつ替えのスペースに、予算やスペースを確保してここまでこだわってくれている場所があるんだなと思い嬉しくなりました」と、喜びを語ってくれた。
また利用者に「上の子」がいることを想定し、お兄ちゃんお姉ちゃんが待つためのスペースを用意しているのも感動したポイントだそうで、「こちらも、下の子のおやつ替え中に上の子が待つための場所なんだな、と見た瞬間に分かりました」とコメントしている。
ちなみに件のデラックストイレは9月から大規模なリニューアル工事を実施しており、話題となった「母と赤ちゃんの部屋」が利用できたのは8月末までのこと。
新しいデラックストイレは、今回話題となったおむつ替えコーナーのアイデアを継続するだけでなく、より今の時代に合ったトイレの形を実現するため様々な検討を重ねているそうで、担当者は「ご期待頂ければと思います」とも語ってくれた。
【施設詳細】
「刈谷ハイウェイオアシス」
愛知県刈谷市東境町吉野55
・合わせて読みたい→突き抜けるような空の青さ 四国で撮影された「最上級の夏」が話題に
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)