サーファーが襲われ失血死 エサ求めるサメ出没増加でビーチの監視が強化

海水の温度が上昇し、エサを求めて人気のサーフポイントや海水浴場に侵入するサメが、年々増えている。

2021/09/08 09:30

 

■救命措置は実らず

仲間が何とか男性をサメから引き離すことに成功し、浜辺へ連れ戻した。その時点で男性は意識を失っており、仲間はただちに緊急の止血と心肺蘇生法を施したという。

通報を受け、救急車や医療用ヘリコプターが現場へ急行。約1時間半にわたり救命措置を施したが、男性は失血死で帰らぬ人となってしまった。なお男性を襲ったサメは、体の特徴からホオジロザメと断定されたという。


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■エサを求め人に近づくサメたち

オーストラリアでは昨年、サーファーがサメに襲われるという事故が18件報告されており、その3分の1となる6件は命を奪われている。

海水の温度が年々上昇し、エサを求めて人気のサーフポイントや海水浴場に侵入するサメが増えているといい、このたびのアクシデントが発生したエメラルドビーチを中心に、周辺の3つのビーチが24時間にわたり閉鎖に。その後は、ドローンなどによる監視が強化されているという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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