制服をめぐる校則違反で女児が別室送りに 不満爆発の保護者と学校が激突
体型に合う制服用のスカートがなかったため、規定外のものをはいた女の子。学校側の対応は厳しかった。
規定外のスカートをはいて登校した女の子が、教室から出るよう命じられる出来事があった。これに母親が激怒したが、学校側も強気で対応していることを、『The Daily Star』などイギリスのメディアが伝えている。
■制服探しに奔走した母
イギリスで暮らすデイジー・ジョンソンさんは、娘(12)にぴったり合う制服のスカートを探すのに苦労していた。校則で定められた黒のプリーツスカートを見つけようと頑張ってはみたものの、娘はウエストが細いわりにヒップの幅が広いため、良いサイズのものがなかったのだ。
夏のあいだもあちこちを探したが見つからなかったため、デイジーさんは断念。そこで、色は黒だがプリーツのないスカートをはかせ、学校に送り出した。
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■学校でトラブル発生
娘はそのまま教室に入ったが、規定外のスカートをはいているという理由で別室送りに。
これを知ったデイジーさんは激怒し、「うちの子はこのゴタゴタのせいで不安症状を訴えており、今週だけでもテストを2回も受けそこねました」「制服のサイズに合う体型じゃないからといって差別されているようなもの」とメディアに話した。
学校はこの一家のためにスカートを提供したが、デイジーさんによると「ウエストのサイズがやはり合わなかった」とのこと。さらに学校はそれ以外の選択肢も提示し解決に向けて努力したが、デイジーさんは感謝するどころか満足もしていないという。