JR山陽本線の踏切衝突事故で2人が救急搬送 警報機が鳴ってから車両が突っ込んだか
「警報機が鳴り遮断器が降り始めたタイミングで軽自動車が渡ろうとしたのではないか」とJR西日本担当者。
2021/09/09 11:00
9日午前7時半頃、広島市西区のJR山陽本線高須踏切で、白市発五日市行きの下り普通列車(6両編成)と軽自動車が衝突する事故が起きた。しらべぇ取材班は、関係各所から詳しく話を聞いた。
■消防7台出動
広島市消防局によると、午前7時28分頃警察から「踏切内で列車と車両が衝突した」との通報が入った。消防車両計7台(うち救急車3台)が現場に急行し、けが人の救助にあたった。
軽自動車に乗っていた40代男性2人を市内の病院に救急搬送したが、命に別状はないという。列車には当時約180人が乗っていたが、乗客にけがはなかった。
現場では軽自動車が横になった状態のため、西広島駅~岩国駅間で運転を見合わせており、復旧は午前11時を予定している。また、この事故の影響で広島電鉄西広島~商工センター入口駅間も運休となった。
関連記事:JR弥彦線踏切で列車と軽トラが衝突 「車両から燃料が漏れている」との通報も
■警報機が鳴ってから
JR西日本広島指令所の担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「警報機が鳴り、遮断器が降り始めたタイミングで軽自動車が渡ろうとしたのではないか」と話す。この踏切は広島電鉄の2本の線路とJRの2本の線路に間に、白とオレンジのゼブラマークが引かれたスペースがある。