「しこりではなく脂肪の塊」と誤診を連発され… がん判明遅れた28歳女性が死亡

医師による誤診のあと、あちこちに腫瘍が…。がんと分かったときには、すでに転移していた。

2021/09/12 16:00

医者・医師・患者・診察・診断・病院

まだ20代。人生これからだった女性が、がんで亡くなった。病院で2度も誤診されていたことなどを、『The Sun』など海外メディアが伝えた。



 

■しこりに気づいた女性

ニュージーランドで暮らしていたジェマ・マリンズさん(28)は、愛する男性や優しい家族にも恵まれ、充実し満たされた生活を楽しんでいた。

しかし今から数年前、ジェマさんは太ももにしこりができていることに気づき驚いた。そこで病院で診てもらったが、医師は「脂肪の塊です」と診断。ところがしこりはその後も大きくなり続け、数ヶ月後には胸にまでできてしまったという。

不安になったジェマさんは再び病院に行き診察を受けたが、医師はやはり「脂肪の塊」と診断。「あなたはまだ若いんだし、がんではありませんよ」とジェマさんに伝えた。


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■ようやく病名が判明するも…

数ヶ月後にジェマさんは引っ越すことになり、別の土地で暮らし始めた。そこで2019年にはこれまでとは違う病院に行きしこりについて相談したところ、下された病名はなんと悪性黒色腫。しかもがんは、体のあちこちに転移していた。

同年、ジェマさんは恋人と結婚式を挙げた。またインターネットで資金を必死に集め、がんの転移を少しでも遅らせるために積極的に治療も受けた。

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■余命宣告と早すぎる死
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