父親が同性愛者だと知った息子 「家族にとって大恥」と激怒し刺殺事件に発展

同性愛が合法と変わったインド。それを理由に父親を殺害した息子に、情状酌量の余地はない。

2021/09/15 19:30

同性愛・ゲイ

インドで起きる家庭(親族)内の殺人事件といえば、親や親族の勧める縁談に従おうとしない若い男女の駆け落ち婚、婚前交渉や、結婚後の不貞行為、舅姑と嫁の仲の悪さなどが原因となって起きることがほとんどだ。

そんな中、ある殺人事件の話題を『india.com』『Times Now News』などが報じ、極めて稀なケースだと話題になっている。


 

■男性と浮気していた父親

8月18日、インドのウッタル・プラデーシュ州ムザッファルナガル県クハタウリ地区にあるサトウキビ畑で、中年男性の遺体が発見された。

男性の身元はレシュパル・クマールさんと判明。県内の男性と極秘で肉体関係を持っていたことが、最近ひょんなことから地域の人々や親族に知られ、言い争うなどしていた3人の男性が重要参考人として警察の事情聴取を受けていた。


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■警察が最後に疑ったのは息子

だが、3人はアリバイを証明するなどして無実を晴らし、警察はこのほど、レシュパルさんの実の息子であるスミット・クマールへの取り調べを行った。

そこでスミットは、同性愛はあってはならないタブーだと主張。「父がそういう性的嗜好だったことを知り、強いショックと怒りがこみ上げてきた」と話し、自分が父親をナイフで刺し殺したことを自供した。

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