生後間もない息子を亡くした父親 棺で「別人の脚」を持ち帰り悲しみの上塗りに

遺体となってしまった我が子を連れ帰ったはずが、棺の中身は予想もしないものだった。

2021/09/16 19:00

棺・棺桶・葬式

生まれて間もない我が子を亡くした夫婦。悲しみの中、息子の遺体を入れた棺を病院から持ち帰ったつもりだった。しかし、棺の中に入っていたのは息子ではなく切断された大人の足だったことを、『Daily Star』など海外メディアが報じた。


 

■生後わずか11日で死亡した男児

メキシコの病院で、妊娠34週で生まれてきた男の子は、重度の先天性疾患を持っていた。そしてその疾患が致命傷となり、生後わずか11日で死亡した。

男の子が亡くなった翌日である今月3日、悲しみに暮れる父親が病院から小さな棺を持ち帰ったという。


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■棺に入っていたのは…

男の子の遺体入った棺を地元オアハカまで運んでから、家族は異変に気付いた。棺から血がしたたり落ちていたのだ。

そこで中を確認したところ、入っていたのは息子の遺体ではなく、まだ血で濡れている切断された大人の脚であることを知ったという。ショックを受けた両親は、急いでその脚を病院に戻し、息子を取り返しに行った。しかしその際、病院から受けた反応は予想外のものだった。


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■「誤ったのは父親」と病院は反論

病院は「権限を持った担当者がいたにもかかわらず、勝手に違う棺を持ち帰ったのは父親のほうである」と主張。事情を聞いた父親も、自分の非を認めたと話したという。

オアハカの検事当局も本件の調査を開始したが、足の入った棺を手渡してしまった病院側の従業員は、間違いはあったもののすでに原状復帰がなされているため、刑事訴追されることはないと発表している。

このたびの父親のように悲しみに暮れている時には、責任ある他者の力を借りたうえで、物事をしっかりと確認する必要がある。そんな教訓が感じられる騒動となった。

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(文/しらべぇ編集部・原田パラン

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