小池都知事、社会経済活動の本格化について言及 飲食と観光には重点的な支援も
小池都知事が定例会見を実施。コロナ禍で苦しむ事業者に向けた具体的な支援策を発表した。
1日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。新規感染者が減少傾向にある中、社会経済活動の本格化について言及した。
■減少傾向の新規感染者数
会見冒頭、減少傾向にある新型コロナウイルスの感染状況について触れた小池都知事。9日に発表された新規感染者数の7日間平均が1,837人に対し、16日の新規感染者数は831人(7日間平均では1,011人)となり、大幅な減少を見せている。
このまま減少を続けるためにも、「シルバーウィークは残念ながら雨にたたられる所もありますけど、感染症のことを考えて行動していただければと思います」と連休でも不要不急の外出は控えるよう、注意を促した。
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■感染収束につなげるには
都民の命を守るためには、万全な医療体制の確保が必要になってくる。都としては危機管理の観点から、入院病床と臨時の医療施設を増やしてきた。具体的には、9月末には確保病床が6,651床(8月23日時点では5,967床)となる予定だ。
それだけでなく、「自宅療養者の支援の強化も図っていく必要があります。そして、最大の武器になる、ワクチン接種を加速していくことにより、一刻も早い感染収束につなげる」と小池都知事は語った。