中山咲月、トランスジェンダーや無性愛者について語る 「知ってもらう第1歩」

モデルや俳優として活躍している中山咲月が、初のフォトエッセイを発売。性別の枠を越え1人の人間として生きる姿に注目だ。

2021/09/21 20:30

中山咲月

モデルや俳優として活躍している中山咲月が、1stフォトエッセイ『無性愛』(ワニブックス)の発売記念イベントに登場。しらべぇ取材班が突撃し、作品の見どころや自身のことについて詳しく聞いてきた。


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■初めての告白

記念すべき初のフォトエッセイを発売した中山。本作で、トランスジェンダーであり無性愛者というセクシュアリティについて初めて告白している。

出来上がった作品を手に、「一応写真集という形ではあるんですけど、まずこの本を手に取ったら写真を見ないでほしいです。1回目この本を開いたときにエッセイの部分を見ていただいて、最後のページにいったときに1ページ目に戻って、自分の写真を見ていただけたら嬉しいです」と語った。


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■「自分の中にある違和感」

中山がトランスジェンダーと気付いたのは中学生くらいの頃だそうで、「思春期なんじゃないかと思ったタイミングもあったので答えは出さずにいたけど、インターネットで“性別がない”と調べたときに同じような人がたくさんいて、同じような考え方で生きてる人もいるんだと気付いてからは腑に落ちたというか、自分の中に閉じ込めた感じです」と振り返った。

トランスジェンダーや無性愛者の公表に至った経緯について聞かれると、「今年に入って映画を見て、自分の中にある違和感というものになんとなく名前がついたタイミングがあったんですけど、そこから1ヵ月くらい悩んで、言ったほうが楽だなと気付きました」とコメント。

また「最初にブログで発表したんですけど、フォトエッセイのお話をいただいて、エッセイで自分のパーソナルの部分もお話できたらなと思いました」と語っている。

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■気持ちの変化
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