小野花梨、自身の過去と重なる等身大の役に涙 「自分だけじゃないんだと…」
女優の小野花梨が、見上愛と共に映画『プリテンダーズ』の見どころについて語った。イベント中には涙する場面も…。
■「救いになるんじゃないかと…」
さらに彼女は物語を振り返り、「最近、人は誰しも誰かに愛してると言ってほしくて生きてるのかなと思っているんですけど、風子はずっと『愛してる』と言ってくれていたので、そこは救いですよね。実際生きてるとなかなかそんなことないですから」とコメント。
最後に、声を震わせながら「私自身、幼少期生きるのが本当につらくて、この映画に救われるものが大きくありました。なんで生まれてきてしまったんだろうとか思って生きてきた人がもしいるなら、あなただけじゃない、自分だけじゃないんだと、救いになるんじゃないかな」と語り、涙を流した。
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■脚本に「なんじゃこりゃ?」
2019年より女優活動スタートした見上は、「経験がないからこそ怖いとかはなかったです。自分が思っていたよりも大きな声出ちゃったし、すごくリアルな環境だったので逆にやりやすくて、何も考えずに身体が勝手に動いているとか、そういう感覚に近かったです」と撮影を振り返った。
脚本を読んだときの感想については、「なんじゃこりゃって思いましたね。私は花梨ちゃんとは正反対で、あるものをあるものとして受け入れてきて、そこに何の疑念も持たず、特に生きにくさもありませんでした」と明かしている。
演じる風子に対しても「『何なのこの子?』と思っていたんですけど、風子と向き合うと同時に自分自身とも向き合う場を監督が提供してくれて、『私って風子なんだ…』って思える瞬間がありました。そこからは風子目線で物語を読めたし、受け入れることができました」と語った。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部 撮影/KEN)