死者も発生するマダニに厚労省が注意喚起 『ゆるキャン』コラボも話題に

「まずマダニにかまれないようにすることが大事。もしかまれてしまった場合は、取ったり払わないことが必要」と担当者。

2021/09/27 12:45



■新たな感染症を発見

さらに、北海道ではマダニが媒介する新たなウイルス感染症「エゾウイルス」を、北海道大学などの研究チームが発見。マダニや野生動物にもエゾウイルスが感染しており、道内に定着している可能性があるという。

このような状況下、2013年にはマダニに対する虫よけ剤が新たに認可された。現在はディートとイカリジンの2種類の有効成分入りのものが市販されている。これらの虫よけ剤を使用することで、マダニの付着数は減少するという。


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■予防啓発のため人気アニメとコラボ

そんな中、厚労省は予防啓発を図るために、テレビアニメ『ゆるキャン△』シリーズとコラボしたポスターを作成。今回コラボした『ゆるキャン△』は、山梨県や静岡県を舞台に、女子高生たちがキャンプをしたり、日常生活を送る様子を描いた人気アニメ。

2021年1月からは、『ゆるキャン△SEASON 2』が放映されており、2022年には映画『ゆるキャン△』の公開が決定している。


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■マダニを取り払わないこと

厚労省感染症情報管理室は、しらべぇ編集部の取材に対して「まずマダニにかまれないようにすることが大事。もしかまれてしまった場合は、マダニ自体を取ったり、払わないことが必要」と話す。

「かまれたマダニを取り払うと、マダニの体液が人体で逆流することがあるので、そのまま医療機関へ直行するように」とアドバイス。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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