ワクチン未接種で新型コロナ感染・出産した女性 わが子を腕に抱く直前に突然死
隔離期間を終え、子供に会いに行こうとしたその日に容態が急変。この世を去ってしまった母親がいる。
■息苦しさからの急変
マリーシャさんは搬送途中と病院到着時の2回も心肺停止に陥り、呼吸器が取りつけられた。
そして病院での検査の結果、家族は医師から、マリーシャさんは脳に酸素が行き渡らず重度の脳障害を負ってしまったため、このまま回復することはないと告げられたという。家族は生命維持装置を外す決断をし、9月23日にマリーシャさんは死亡した。
関連記事:「ワクチン接種を」と母親が懇願も受け入れず 元気だった大学生が新型コロナ死
■ワクチンを打っていれば…
マリーシャさん夫妻は保険に入っていなかったため、近しい友人や親族が、葬式と医療費支払いのためのクラウドファンディングを開始した。
マリーシャさんの母ヘレナさんは「コロナに感染し肺炎を起こしたので、何らかしらの問題は出るだろうと思ってはいたけれど、まさか亡くなるとは思っていなかった」「ワクチンを打っていれば娘は助かったかもしれない」と嘆いているという。
・合わせて読みたい→クラスター発生で家族と婚約者が新型コロナ死 失意の女性がワクチン接種呼びかけ
(文/しらべぇ編集部・原田パラン)