新総理・岸田文雄が就任会見 「新しい資本主義の実現」に意欲

岸田文雄新総理が4日夜、首相官邸で記者会見を実施。菅義偉前政権の課題を分析しつつ、独自の戦略を推進すると明言した。

2021/10/04 21:45

岸田文雄総理

第100代の内閣総理大臣に4日選出された自民党の岸田文雄総裁が、同日21時、首相官邸にて就任会見を行なった。


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■「常に最悪を想定」

同日夕方、皇居での総理大臣新任式と閣僚認証式を経て、発足した岸田内閣。冒頭、「第100代内閣総理大臣に指名されました岸田文雄です。自由民主党と公明党の連立による新たな内閣が発足いたしました。職責を果たせるよう全身全霊で取り組んで参ります」と挨拶を行い、喫緊の課題である新型コロナウイルス対策に言及。

「コロナ対策に万全を期す。国民に納得をもってもらえる丁寧な説明を行うことと、常に最悪を想定して対応することを基本とする。新型コロナによって大きな影響を受けた方々を支援するため、すみやかに経済対策を作成する」とコメントした。


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■「3大臣に指示」

岸田文雄総理

コロナによる緊急事態宣言は解除され感染者は落ち着きを見せているが、「戦いはまだ続いている」と明言。

「今落ち着いても、また感染が増えていくのではないか、感染が大きく増えた場合、しっかり医療をうけることができるのか。こういった不安を抱えた方が大勢いる。そんな不安に応えるため、ワクチン接種、医療体制の確保、検査の拡充といった取り組みを強化。様々な事態を想定した対応策の全体像を早急に国民に示せるよう、山際(大志郎経済再生)大臣、後藤(茂之厚生労働)大臣、堀内(詔子ワクチン担当)大臣、この3大臣に指示をした」と新内閣の面々を挙げ説明した。

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