麻酔なしで「奴隷」の受講者に焼き印 セックスカルト集団の女が医師免許剥奪
悪名高きセックスカルト集団所属の医師が、入会儀式として「奴隷」女性たちに教団幹部の名を焼き印で入れた。
自己啓発グループに所属する医師の女が、セミナー受講希望者に麻酔なしで焼き印を施したことで、医師免許が剥奪されたという。『New York Post』など海外メディアが報じている。
■セックスカルト集団の闇
アメリカ・ニューヨーク州の保健局は1日、ダニエル・ロバーツ(40)という医師が12もの違法行為をしたとして、医師免許を取り消した。
ロバーツは、アメリカを中心に活動を展開し、自己啓発グループと銘打ったセックスカルト集団「自己啓発グループNXIVM(ネクセウム)」に所属する医師だった。
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■「奴隷」に焼き印
保健局によれば、ロバーツは焼灼器を使用し、最低でも17人ものセミナー受講希望の女性たちに、麻酔なしでグループの主宰者のイニシャルを焼き印として施していた。これは「奴隷」たちに、意図的に苦痛を与えるための行為だという。
なお主宰者であるキース・ラニエール(61)は、昨年10月、人身売買、恐喝、強制労働などを含めて7つの罪で起訴され、禁固120年の判決を受けていた。