「接種しておけばよかった」 ワクチン陰謀論を信じた女性が新型コロナ感染死

「人生最大の過ちを犯してしまった」と悔やんだ女性だが、すでに手遅れだった。

2021/10/07 11:30

新型コロナウイルス・ワクチン・拒否・拒絶・反対

かわいい子供たちと幸せに暮らしていた女性が、科学的根拠のない噂に惑わされてしまった。その結果、女性は新型コロナウイルスに感染し重症化。24歳の若さで死亡したことを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えている。



 

■優しく愛情深かった女性

イギリスで暮らしていた3児の母アビー・ギブスさん(24)は、とても慈悲深く優しい性格だった。クリスマスの時期になると貧困家庭の子供たちを心配し、「楽しく過ごせますように」という願いを込めて、ギフトを用意して贈るほど親切だったという。

そんな中、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大。続いてワクチン接種が始まったため、アビーさんは母親と同じ日に受ける予定を立てたが、科学的根拠のない「ワクチン陰謀論」を知ってからは「接種はちょっと…」と嫌がるようになった。


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■「接種しない」と決意

「コロナはただの風邪」「単なるでっち上げ」「ワクチンは危険なだけ」といった噂がSNSなどに出回り、多くの人がそれを「科学的に正しい情報だ」と信じた。アビーさんも「ワクチンは健康を害する」と考えるようになり、最終的には「接種しない」と決意した。

しかしその後アビーさんは体調をひどく崩し、検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった。入院が決まった日、アビーさんは家族に「ワクチンを接種しておけばよかった」「(接種を拒否したのは)人生で最大の過ちだった」と話したという。

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■死を覚悟
陰謀論後悔死亡ワクチン感染集中治療室新型コロナウイルス翻訳記事科学的根拠未接種
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