日暮里・舎人ライナー脱輪事故で代替バスに行列 運転再開めど立たず
「午前中に都営バスを3台追加。民間のバスも午前8台、午後3台投入し、乗客の輸送にあたった」と東京都交通局。
7日夜に起きた地震の影響で、東京都交通局が運行する「日暮里・舎人ライナー」の列車が、同日午後11時過ぎに脱輪。乗客の女性3人が車内で転倒するなどして、うち30代の2人が救急搬送された。
8日午前9時から、国土交通省の専門調査員による現場検証が始まったが、運転再開のめどは立っていない。
■自動運転で運行
地震で緊急停車する際に脱輪した日暮里・舎人ライナーについて、国土交通省などが調査した結果、脱輪は電車の進路を変えるポイントで起きていたことがわかったという。
7日夜、緊急地震速報を受けて、電車から離れた司令室にいる係員が非常停止ボタンを押したが、舎人公園駅から出発した5両編成の電車が止まった際、先頭から3両目までが脱輪した。
日暮里・舎人ライナーは、レールの代わりに左右に壁が設けられ、車輪がこの壁に沿って進む新交通システム。運転士と車掌は乗務しておらず、自動運転で運行している。
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■事故を初めて目撃
事故現場を目撃したゴリラさんは、しらべぇ編集部の取材に対して「現場は舎人公園駅のすぐ近く。上から車両が落ちそうな感じは全くなかった。舎人ライナーの事故は初めて見たので驚いた」と話す。