島根県レストランの「竹島カレー」報道は日韓の緊張を高める? 海外SNSは冷ややか

1杯のカレーをめぐる報道が海外メディアを巻き込み過熱するも、SNSでは「ただのカレー」「現実離れしすぎ」と冷めた反応。

2021/10/15 10:30

竹島

島根県のレストランで提供されているという「竹島カレー」について、一部の韓国メディアから批判が噴出。1杯のカレーが両国間の緊張を高める要因になっているとして、海外メディア『The Guardian』『Insider Voice』などが報じている。



 

■韓国や北朝鮮が批判

島根県内のレストランで提供されている、器に盛られた米が竹島の形を模した「竹島海鮮カレー」。韓国の『中央日報』では「日本国民に対して独島(竹島の韓国名)は自国の領土であると宣伝するための典型的な小細工である」と批判している。

また、北朝鮮の国営メディア『わが民族同士』では、「領土を強奪しようという日本人の野望を具現化したものだ」と強い言葉で反発を示していた。


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■1杯のカレーが騒動に?

こうした報道を受け、イギリスメディアの『The Guardian』では「日本の島の形をしたカレーが周辺国との緊張を高める」といった見出しの記事を掲載。

さらに韓国で広報活動家を務める誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授もSNS上で「こんなことをすれば独島が自国の領土になると思っているのか、情けない」とコメントを出しており、インターネット上ではあたかも1杯のカレーが大きな騒動を巻き起こしているようにも見える。

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■SNSでは冷めた反応が続出
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