どう見ても本物のコーラ瓶、じつは色鉛筆で描いた絵 「描き方をネットや動画で学んだ」
作者のARIAさんは「瓶コーラが過去一番の仕上がりで、投稿前にこれはバズると確信した」と話す。
1886年、アメリカのペンバートン博士は香り高いカラメル色のシロップを調合し、それを数軒隣にあった薬局に持ち込んだ。ここでシロップを炭酸水と混ぜ合わせて提供してみたところ、試飲した人はみなこの新しい飲みものを「ほかにはない特別な味だ」と絶賛。
この飲みものをグラス1杯5セントで売り出すことなり、「コカ・コーラ」と名付けられた。そんなコカ・コーラの立体絵が、SNS上で大きな話題となっている。
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■すべて独学
作者のARIAさんは5年前に、YouTubeでリアルな絵を描く海外アーティストに興味を持ったことが、立体絵の世界に入ったキッカケだという。美大出身でもなく、絵を習った経験もないため、すべて独学。ネットや動画で、上手な人を観察しながら、技術を身に付けていったそうだ。
今までに色鉛筆を使った立体絵を50作品、ほかにも宝石画や似顔絵も手掛けており、総作品数は100を超える。作品のSNS投稿を始めると、たちまち大反響となり、ネットで注文を受付し販売も行っている。
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■撮影技術も必要
気になるコカ・コーラの描き方だが、まず白紙の上に瓶を置き、自分の好きな構図で写真を撮る。次にその写真をアプリで縦に引き伸ばし、一定の角度から見ると立体に見える角度と寸法を計算しながら描いていくという。
実際の立体絵を正面から見ると、縦長になっており、少しカメラを傾けて撮影すると浮かび上がって見えるそうだ。そのため、撮影技術も必要になってくるとのこと。