新型コロナ重症化リスクが1.4倍? 気になる遺伝子解析を受けてみた
なりやすい病気や体質などもわかるという遺伝子解析。コロナ禍の今だからこそ調べてみる意味とは。
国内はもちろん全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。日本での第5波は収束したが、「第6波が来る可能性が高い」と主張する専門家の声も多く聞かれる。
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■コロナ禍で変わる健康意識
新型コロナの重症化リスクとしてしばしば指摘されるのは、肥満や喫煙。また、「毎日の飲酒がワクチン効果に影響する」といった研究結果も発表されている。一方で、外出控えによるコロナ太りに悩む人も少なくない。
マスク着用や手指消毒など、感染予防のための行動も含めて、人々の健康意識は大きく変わりつつあるようだ。Sirabee編集部が昨年7月に実施した調査では、「新型コロナ前より健康の大切さを実感した」と答えた割合が全体の67.6%。
とくに女性において意識が高く、60代女性では8割を超えている。
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■「検査」が身近に
健康意識とともにコロナによって大きく変化したのが、検査への意識ではないだろうか。発熱などの症状がなくても、仕事の都合などでPCR検査を受けた経験者も多いはず。9月からは全国の薬局で抗原検査キットの販売も始まり、コロナの検査はさらに身近になった。
記者は、ワクチン2回接種から1ヶ月後に抗体検査も体験取材。接種完了からわずか1ヶ月で、中和抗体の値が5割を下回っていることもわかった。
リスクが身近な時代、検査することは備えにつながる。そこで今回は、新型コロナやそれにまつわる健康リスクを調べるために、遺伝子解析を体験取材してみることにした。