新型コロナ重症化リスクが1.4倍? 気になる遺伝子解析を受けてみた

なりやすい病気や体質などもわかるという遺伝子解析。コロナ禍の今だからこそ調べてみる意味とは。

2021/11/03 13:00


国内はもちろん全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。日本での第5波は収束したが、「第6波が来る可能性が高い」と主張する専門家の声も多く聞かれる。


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■コロナ禍で変わる健康意識

新型コロナの重症化リスクとしてしばしば指摘されるのは、肥満や喫煙。また、「毎日の飲酒がワクチン効果に影響する」といった研究結果も発表されている。一方で、外出控えによるコロナ太りに悩む人も少なくない。

マスク着用や手指消毒など、感染予防のための行動も含めて、人々の健康意識は大きく変わりつつあるようだ。Sirabee編集部が昨年7月に実施した調査では、「新型コロナ前より健康の大切さを実感した」と答えた割合が全体の67.6%。

とくに女性において意識が高く、60代女性では8割を超えている。

新型コロナウイルス蔓延前より健康の大切さを実感した性年代別グラフ


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■「検査」が身近に

健康意識とともにコロナによって大きく変化したのが、検査への意識ではないだろうか。発熱などの症状がなくても、仕事の都合などでPCR検査を受けた経験者も多いはず。9月からは全国の薬局で抗原検査キットの販売も始まり、コロナの検査はさらに身近になった。

記者は、ワクチン2回接種から1ヶ月後に抗体検査も体験取材。接種完了からわずか1ヶ月で、中和抗体の値が5割を下回っていることもわかった。

リスクが身近な時代、検査することは備えにつながる。そこで今回は、新型コロナやそれにまつわる健康リスクを調べるために、遺伝子解析を体験取材してみることにした。

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■唾液で簡単に解析
慶應義塾大学新型コロナウイルスPCR検査
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