小人症の女性が骨延長手術で理想の身長に 「美容整形目的」の批判にも反論

軟骨無形成症という遺伝子疾患を持って生まれた女性は、より独立した人生を送るため骨延長手術を受けた。

2021/11/09 20:00

身長・測定器

小人症(成長ホルモン分泌不全性低身長症)の女性が苦しみを伴う手術を数年に渡って受けた後、理想に迫る身長を手に入れたという。『Daily Mail』など海外メディアが報じている。



 

■軟骨無形成症で生まれた女性

アメリカ・フロリダ州のウェストパームビーチでヨガの講師を務めるクリステン・デアンドレードさん(36)は、稀な遺伝子疾患である軟骨無形成症を持って生まれた。

軟骨無形成症は、遺伝子変異が起きることにより、胎児期に軟骨が骨化せず手足の骨の成長が阻まれてしまう。そのため、顕著な低身長である小人症の原因となる疾患である。


関連記事:ノンスタ井上、佐藤健の顔に近づくための整形費用は… 「やるやる!」

 

■幼少時より手術を強く決意

クリステンさんは、「小学校では自分サイズの机と椅子、それに椅子に乗るための小さな台が必要でした。また、公共のトイレは高すぎて使うことができず、照明のスイッチに手が届かず苦労しました」と語っている。

幼少時のこうした体験から、12歳になった頃には、骨を切り治癒力によって骨を伸ばす「骨延長手術」を受けることを決意。「平均的な身長になることで、より機能的に、そして独立した人生を送る手段」と捉えていたそうだ。

Little People―榎並悦子写真集【Amazonでチェック】

次ページ
■骨を切って行う骨延長手術
翻訳記事遺伝子変異骨延長手術骨変形治療脚延長科軟骨無形成症小人症成長ホルモン分泌不全性低身長症
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング