夫がゲイ、妻が異性愛者でも結婚生活は順調 30代夫婦が秘訣を明かす
週に何度もセックスしないと円満な夫婦とはいえない、夫婦生活の要はセックスだ、などと言う人は多いが…。
恋愛の末に結婚し、子をなした後に夫がゲイ、あるいは妻がレズビアンだと自覚し、深く悩んでしまうカップルがいる。離婚に至るケースがほとんどだというが、アメリカには、夫がゲイで妻が異性愛者でも、円満な結婚生活を送っている夫婦がいるという。
■4年の結婚生活で2人の子も
アメリカ・ミシガン州イプシランティ市に暮らす、夫のマシュー・ニールソンさん(33)と妻のブリン・エンブリーさん(35)。結婚生活は4年で、アマンディーンちゃん(2)とグィネヴィアちゃん(1)という幼い2人の娘がいる。
ふたりは「私たちは夫がゲイで妻は異性愛者。それでも今後も一夫一妻制を守り、ハッピーに暮らしていきたいと思っています」と公言している。
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■体の相性だけを優先させると…
クリスチャンであり、男性と結ばれるという選択肢はなかったマシューさんは、2016年に教会で知り合ったブリンさんとデートするようになった。
その前にも数名とデートしたが性行為に至ることはなく、ブリンさんにも出会って数日目に「僕はゲイなんだ」と打ち明けたという。するとブリンさんは、ショックを受けた様子もなく、愛や幸福をもっと心で考えるよう助言したそうだ。
ブリンさんは、LGBTQ+(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエスチョニング・それ以外の性)を公表している人も、していない人も、体の相性ばかりを優先的に考え、心が求めている大切な相手を失ってしまうことは多いと感じていたのだ。