瀬戸内寂聴さんが死去 誕生日には「十分に生きた我が一生」と振り返る

作家で僧侶としても活躍していた瀬戸内寂聴さんが、心不全のために今月9日に死去していたことが発表された。

2021/11/11 14:20

瀬戸内寂聴

作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが9日、心不全のため死去していたことを11日、寂聴さんが開いていた寺院「寂庵」の公式サイトが発表した。99歳だった。



 

■先月より入院

公式サイトでは、「作家・僧侶の瀬戸内寂聴は、2021年11月9日、永眠いたしました。享年99。先月より体調不良のため、入院、加療しておりました」と報告。

葬儀は近親者のみで執り行われ、「みなさまにおかれましても、静かに瀬戸内を見送りくださいますよう、何卒お願い申し上げます」として、寂庵を訪れることは控えるように呼びかけている。


関連記事:高須院長、病床から体調を報告 「パワー充満して全身はち切れそう」

 

■昨年ごろから体調を崩しがちに

報道によると、寂聴さんは昨年ごろから体調を崩しがちになり、コロナ禍の影響もあって京都・嵯峨野に開いていた寂庵を閉め、同寺で行なっていた法話などの活動も休むように。

今年5月には脚の血管の手術を受け、その後、文筆活動も休止していた。来年5月の誕生日には100歳を迎えるはずだったが、9日に京都市内の病院で息を引き取ったという。

瀬戸内寂聴 『あきらめない人生』【Amazonでチェック】

次ページ
■自伝的小説で地位を確立
作家訃報高須克弥死去僧侶瀬戸内寂聴文化勲章源氏物語寂庵中村福助
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング