瀬戸内寂聴さんが死去 誕生日には「十分に生きた我が一生」と振り返る
作家で僧侶としても活躍していた瀬戸内寂聴さんが、心不全のために今月9日に死去していたことが発表された。
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが9日、心不全のため死去していたことを11日、寂聴さんが開いていた寺院「寂庵」の公式サイトが発表した。99歳だった。
■先月より入院
公式サイトでは、「作家・僧侶の瀬戸内寂聴は、2021年11月9日、永眠いたしました。享年99。先月より体調不良のため、入院、加療しておりました」と報告。
葬儀は近親者のみで執り行われ、「みなさまにおかれましても、静かに瀬戸内を見送りくださいますよう、何卒お願い申し上げます」として、寂庵を訪れることは控えるように呼びかけている。
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■昨年ごろから体調を崩しがちに
報道によると、寂聴さんは昨年ごろから体調を崩しがちになり、コロナ禍の影響もあって京都・嵯峨野に開いていた寂庵を閉め、同寺で行なっていた法話などの活動も休むように。
今年5月には脚の血管の手術を受け、その後、文筆活動も休止していた。来年5月の誕生日には100歳を迎えるはずだったが、9日に京都市内の病院で息を引き取ったという。