令和の漢字ドリル、何かがおかしい… 「昭和世代」を一瞬で動揺させ話題に

最新の漢字ドリルを見ると、そこには多くの昭和世代が衝撃を受ける挿し絵が。どんな内容かというと…。

2021/11/12 04:45

「漢字ドリル」といえば、「計算ドリル」と並び、多くの小学校が使用している学習教材。

かわいらしい挿し絵など、漢字に関する知識を楽しく吸収できる工夫が散りばめられた同教材だが、現在ツイッター上では、こちらの漢字ドリルが「昭和世代」に多大なる衝撃を与えているのだ。

【話題のツイート】これは確かに動揺するかも…

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■「昭和」はもう過去なんだ…

注目を集めているのは、ツイッターユーザー・ひよ子bkkさんが9日に投稿した一件のツイート。

投稿には「娘の漢字ドリルのイラストに、昭和生まれの母は動揺を隠せない」とだけつづられており、添えられた写真を見ると、そこには「平成生まれ」と「昭和生まれ」の人物をイメージしたドリル内の挿し絵が写っていたのだ。

漢字ドリル

ここで注目したいのは、それぞれの容姿から推測される「年齢」について。平成生まれの人物は「10歳前後の少女」という出で立ちなのだが、昭和生まれの人物は和服を見に纏い、杖をついた姿が印象的な「ステレオタイプの高齢者」だったのである。


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■昭和世代のリアルな声

ひと言に「昭和」と言ってもその歴史は長く、同元号は1926年から1989年という長期間に渡って使用されており、極端な例を挙げれば、昭和元年生まれの人物は今年で95歳、昭和64年生まれの人物は32歳の誕生日を迎えることになる。

既に「高齢者」と呼べる年齢に差し掛かっている人であれば、件のイラストにそこまで違和感を覚えなかったかもしれないが、アラサー世代の大半と、アラフォー、アラフィフ世代も立派な「昭和生まれ」なのである。

漢字ドリル

前述のツイートは投稿からわずか数日で3.2万件以上ものRTを記録しており、昭和世代のツイッターユーザーからは「いつかこんな日が来ると思ってた…」「そうか、私はもうおばあちゃんだったのか…」「どちらかというと、この女性は大正生まれでは?」といった反響の声が続出する事態に。

漢字ドリル

件のツイートを投稿したひよ子bkkさんに詳しい話を聞いてみると、今回話題となった挿し絵は小学3年生の娘が使用する「新くりかえし漢字ドリル 3年2学期」に収録されているものと判明。

なお、自身の漢字ドリルの写真が思わぬ形でバズった件について、ひよ子bkkさんの娘は「横の字がすごく汚いので、こんなにたくさんの人が見るなら、もっと綺麗に書いておけば良かった…」と後悔しているそうで、何とも微笑ましい。

今回は、件のドリルを発行する「新学社」に「昭和生まれ」の挿し絵をめぐる直撃取材を敢行した結果、予想だにしなかった同社の配慮や気遣いが多数明らかになったのだ。

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■「漢字ドリルの歴史」がまず興味深い…
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