ドンキのランドセル、価格がとんでもない事態に… じつは「思いやりの塊」だった
ドン・キホーテで発見したランドセル。色々な意味でインパクトが凄いと話題になっている…。
■ドンキの「思いやり」に涙
ドンキでランドセル500円の時代がきた pic.twitter.com/svD9ygI7FX
— 中野あしほ/11月はミカゲ水交社 (@Asihotumiushi) October 26, 2021
今回話題となったランドセルの商品名は「ちびっこランドセル」というもので、じつはこの名称に大きな意味が込められていたのである。
PPIHの担当者は、同商品について「当初は、ランドセルに憧れがあるであろう小学校ご入学前のお子さまを想定し、販売しておりました」と語っており、商品名の「ちびっこ」が指すのは、小学校入学前の子供たちであったことが判明。
確かに年が微妙に離れた兄弟のいる家庭では、上の子がランドセルを背負う姿を見て、下の子がグズってしまう…という光景は「あるある」と言ってもいいだろう。
その後は販売開始から時間が経過するにつれ、「大人の方向けでも面白い商品ではないか」とも考えるようになり、「懐かしさを感じて買って頂けるのでは」という路線でも展開するに至ったという。
もちろんコスプレグッズの小道具としても活躍する逸品で、ツイート投稿のあった10月後半には、ハロウィーン用に購入したというドンキユーザーも多かったのではないだろうか。
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■山科のドンキは二度咲く?
今回はランドセルに注目が集まった山科店だが、じつは同店にはさらなるエモいエピソードが眠っていたのである。
と言うのも同店は当初、2017年11月22日にオープンしたのだが、2019年4月に閉店。しかし近隣住民からの熱い要望があり、2020年11月30日に、同じ場所で再オープンを果たしたのである。
件のツイート投稿主・中野さんも今回の取材に際して山科店への愛情を熱く語っており、同店が如何に地元ユーザーから愛されているのかがヒシヒシと伝わってきた。
京都の景観にマッチした「純和風」な外観も印象的で、一度見たら忘れられないはず。地元に密着した展開である化粧品、家電、食料品には特に自信があるようで、担当者からは「この秋に、化粧品コーナーをリニューアルし拡大しました!」「人気の韓国コスメの品ぞろえを大幅に増やし、また、SNSで若い方に人気の話題の化粧品を充実させました」というコメントが見られた。
売り場の装飾もリニューアルし、上空にバルーンを設置するなど、まさにドンキ特有の「ワクワクドキドキ感」を視覚化したような工夫が施されているという。
地元の愛に支えられ、それに全力で応えていく山科店。近くを訪れた際は、ぜひ同店に立ち寄ってみてほしい。
【店舗詳細】
「MEGAドン・キホーテ山科店」
京都府京都市山科区椥辻東潰10番1
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)