ダイソーのビジネスグッズ、なぜかゲーマーに大人気 そのワケを探ってみると…
ダイソーで販売中の業務用品。じつはゲームに興じる際、大活躍するポテンシャルを秘めていたのだ。
■特定ジャンルのゲームで必須アイテム
今日ダイソー行ったら、マスタースクリーンが200円で売ってました pic.twitter.com/dzAke0GxQ2
— はちみつ梅 (@ume8mitsu) November 3, 2021
件のツイートに登場した「マスタースクリーン」は、いわゆる「テーブルトークロールプレイングゲーム」(TRPG)にて使用されるアイテムで、「ゲームマスター」(GM)と呼ばれる人物が目の前に設置する「卓上つい立て」を指す。
GMはゲームの進行を司る存在のため、専用の資料などを手元に準備する必要があるのだが、その際に「プレイヤーからシナリオやデータを覗かれる」事態を防いでくれるのがマスタースクリーンというワケである。
ツイート投稿主のはちみつ梅さんは、「マスタースクリーンとして使える類いの商品がこのように安く流通しているのを見たことはありませんでした」「ダイソーさんはその使い方を想定してはなかったと思うのですが、TRPGを遊ぶ仲間達が『これいいぞ』とツイートを拡散した形になりますね」と、一連の経緯について振り返っており、やはり同商品がTRPG勢に与えた衝撃はかなり大きいようだ。
関連記事:ダイソー、500円で出来る「錬金術」が話題に 無関係な2商品をミックスすると…
■コロナ禍に合わせた商品展開
こちらの「4面クリップボード スタンドタイプ」の販売が始まったのは、今年6月からのこと。
販売スタートの経緯について、大創産業の広報担当者は「リモートワークやフリーデスクの増加背景から、クリップボードに付加価値をつけた商品の企画に至りました」と振り返ってくれた。
「ビジネスアイテム」がほんの少し視点を変えただけで「ゲームに必須の重要アイテム」に変身を遂げたように、汎用性や柔軟性の高さも、ダイソー商品の魅力となっているのだ。
・合わせて読みたい→ダイソー、220円で全国のオタクを救う 無限の可能性秘めた「ボックス」が話題
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)