南アへの新婚旅行中に渡航規制が決定した夫婦 帰国には10日隔離が必要に
変異株による渡航制限で新婚旅行代は露と消え、ホテルでの隔離費用が新婚夫婦に重くのしかかった。
■オミクロン株の感染拡大
「オミクロン」と名付けられたボツワナ発の新型コロナウィルス変異株は、現在南アフリカで急速に広まりつつある。これを受けて、イギリスでは26日に南アフリカを含む6カ国からの渡航制限を強化することを発表した。
この決定により28日午前4時までにイギリスに帰国できなければ、隔離期間なしに入国できないことになった。
ホテルでの隔離はイギリス政府のウェブサイトを通しての予約が必要で、キャットさん夫婦は二人合わせて3,715ポンド(約56万円)の費用を負担しなくてはならないという。
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■迅速化する変異株対策
NHS(イギリスの国民保健サービス)の医師であり所定の日に勤務に復帰する必要があるキャットさんは、「出発前も、飛行中も、到着してからもそんな情報は知らされなかった」と帰国便の日程とそれに続く隔離期間に途方にくれているという。
デルタ株に苦しめられた世界は、新たな変異株により迅速な対応を取るようになってきている。コロナ禍の中での海外旅行には、様々なリスクを考慮するとともに、経済的にも余裕をもつ必要がありそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)