日本一高い駐車場が「良心価格」に転生 一時間駐車で缶コーヒーを飲むと…
「日本一高い」と目されていた駐車場に異変が。以前の金額と比較してみると…。
■お前…まだそこにいたのか!?
【日本一高い駐車場陥落?】
日本一高いらしい駐車場が運営会社変更と共に(比較的)良心的価格に!オーナーはジャニーズ事務所グループだっただけに「ジャニーさんが亡くなってから変わっちゃったね」という声は聞こえてきそうで聞こえない。 #クソ物件オブザイヤー2021 pic.twitter.com/3CvItVsmOs— つむだい (@da180_t) November 14, 2021
つむだいさんの今回のツイートを受け、記者が真っ先に気になったのは「ブルーボトルコーヒーの自販機は撤去されてしまったのか!?」という点である。
そう、料金設定が「10分/600円」であった時代、件の駐車場には「Blue Bottle Coffee Quick Stand」という名の頼もしい相棒が存在したのだ。
ブルーボトルコーヒーといえば「西海岸で飲む、いつもの味」という親しみやすいフレーズでお馴染みだが、自販機の価格設定はかなり強気で236mlの缶コーヒーが640円、インスタントコーヒーに至っては1,620円と、通常の自販機ではなかなかお目にかかれない数字が並んでいる。
駐車場の仕様変更に伴い、こちらの自販機も姿を消してしまったのでは…と心配してしまったが、現地へ向かうと「日本一高い駐車場の背中は俺が守る」とでも言いたげに佇む姿は未だ健在で、不思議と目頭が熱くなってしまった。
一時間駐車(2,400円)して缶コーヒーを飲む(640円)だけで3,040円という出費は、やはり「日本一高い駐車場」としての威厳を感じさせる。
なお、自販機の商品ラインナップも微妙に変わっており、以前販売されていた「コミューターカップ」(3,520円)などの暴れん坊価格な商品がリストラされ、全体的な価格設定が抑えられているあたりも「相棒と共に歩む決意」が感じられ、個人的にはグッと来たポイント。
人は決して一人で生きることができないように、駐車場も単体では「日本一高い存在」になることは難しい。しかし駐車場と自販機が力を合わせれば、たとえ金額設定が下がったとしても「日本一高い駐車場」という至高の存在にたどり着くことができるのだ。
その大切な事実を教えてくれた「エコロパーク渋谷第3」駐車場に、心から感謝の気持ちを伝えたい。
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■今年も盛り上がるKBOY
つむだいさんのツイートにもハッシュタグ「クソ物件オブザイヤー2021」が使用されていたように、今年もインパクトあふれる様々な施設、工事現場の情報がツイッター上に飛び交う時期に。
ファイナリストへの投票は12月4日13時まで受け付けているので、ぜひ自分好みの「物件」に清き一票を投じてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)