義肢で偽装接種を図ったワクチン反対派医師 詐欺罪の取り調べで休業迫られる
イタリアで導入された「グリーンパス」により、ワクチン反対派の医師が接種を迫られることになった。
■医療関係者への冒とく
担当した看護師のフィリッパ・ブアさんは、「シリコン製の『ステージ衣装』で看護師をだますことができると思っているのは、医療関係者への侮辱です」と憤慨。
「ワクチンが自分や自分の大事な人たちにとって、どれだけ大事なものなのかわからない人たちに、いい加減疲れ果てました」とその心境を語った。
ビエラ医師会のフランコ・フェレーロ会長もまた、今回のルッソの行動について「この過去2年間にわたる感染拡大の中で、自制と奉仕の精神を持ち、自らの体調をも顧みずに働き続けてきた医療関係者に対する冒とくである」と糾弾した。
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■詐欺疑いで休業期間の上乗せ
イタリア政府によって導入されたグリーンパスのシステムのため、すでに一定期間の営業ができていなかったルッソ。詐欺事件として取り調べを受けることになったため、さらに長く医院を開けるられずにいる。
ルッソの医院には、「患者様がワクチンを打ったかどうかの確認はしません。グリーンパスを提示するかどうかは、個々の意思にお任せします」と書かれた看板がかかっているという。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)