吉村洋文府知事、10万円相当の給付問題に意見 「自治体に自由判断を」

吉村洋文府知事が10万円相当の給付問題に言及。各自治体が自由な判断ができるよう要望している。

2021/12/12 15:45

吉村洋文

大阪府知事の吉村洋文知事が12日、自身の公式ツイッターを更新。18歳以下の子供がいる世帯が対象の10万円相当の給付問題に対して言及した。



 

■10万円相当の給付

現在、18歳以下の子供がいる世帯を対象とした給付を「現金5万円」と「クーポン5万円分」に分けるとして問題になっている。

クーポンでの給付は莫大な事務経費がかかり、ネット上では「10万円を現金で給付するべき」「クーポンは使い勝手が悪い」という声も少なくない。これらの声を受けて、現金給付の動きが各自治体に広がっている。


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■自治体に自由判断を

同日、吉村知事は「自治体に任せたら、ほとんどの自治体が現金になるだろう。そもそも政策目的が明確でない給付、1回きりの給付、これで自治体が事務量の増えるクーポンは選ばない」と10万円相当の給付問題に言及した。

現金5万円の給付にかかる事務経費は約280億円。それに対して、クーポンでの給付では約960億円もの事務経費がかかると言われている。これでは現金給付を望む声が多くなるのも無理もないだろう。

続けて、吉村知事は「ワクチン3回目の事務もある。自治体に自由判断を」ともコメントしており、各自治体が自由な判断ができるよう要望した。


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■目立つ現金給付を望む声

吉村知事のツイートを見たユーザーからは、「10万円現金一括でお願いしたいんですが。やはり自治体に任せるのが一番ですよ」「全額現金のがいいですって」「現金支給のほうが良い !」と現金給付を望む声が多く寄せられている。

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(文/Sirabee 編集部・三黒いつき

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