かまいたち、『あたらしいテレビ』でNHK初MC コンテンツの未来を考える
元日放送の『あたらしいテレビ2022』では、多彩なメンバーが局やジャンルの壁を超えて語り合う。
■コンテンツを諦めたくない
―映像業界に感じていることは。
山内:僕らのときはテレビしかなかったのが、今はYouTubeもあるしインスタやTikTokとかもあって、見る側が選べる選択肢が増えましたよね。NetFlix、Amazonプライムのように、オリジナルのドラマも出ている。見るのに手が回らないと思っていたんですけれど、今日の話を聞いたら、やっぱり見たほうがいろんな幅が広がりそうだなって。
―演者でも作り手でもあるかまいたちが、コンテンツが広がる中で考えることは。
濱家:メインの主戦場はテレビなんですけど、他のコンテンツを諦めたくないっていうのがあるんで。とりあえず手を出していきたいなっていう感じがありますよ。いろんな人に見てもらうのに越したことはないんで。
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■お笑い界も変わる
―とくに今日の話で印象に残ったのは?
濱家:舞台とかが配信で見られるようになったっていうこと。お笑い界もちょっと変わるんじゃないかな。テレビとかには出ていないけれど、劇場でめちゃくちゃ人気のある人っていて。
でも、そういう方たちって、劇場にお客さんを呼ぶ収益しかなかったんですけど、いやいや、ドリームつかめるやん! ってなってきている。そこは楽しみですね、これから。
山内:一番印象に残ってるのは、佐久間さんが言った、なんてドラマやったかな…。
濱家:メア・オブ・イーストタウン。
山内:それ、それです。自分は全く聞いたことないのに、メンバー、みんな知っていて。NetFlixもU-NEXTも、一応契約はしてるのに、何見ていいか分からない状態だったんで、いいものを教えてもらったなっていう感じですね。
■めちゃくちゃ変革していく
―視聴者に見どころや、こんなふうに見てもらいたいというメッセージを。
濱家:珍しいですよね。民放の番組名もばんばん言うし。そこの垣根とか、隔たりなく、みんなが忌憚なく“テレビ”について意見してるっていうところを見てほしいです。すごく楽しかったです。
―2022年、映像コンテンツについて「ここに注目していきたい」ことは?
山内:メディア業界でトップを走ってきたのは、テレビで間違いないと思うんで、いま他のコンテンツの勢いもすごいですけど、かたちが変わって、またテレビが若い子も見るような王道のコンテンツに変わっていける可能性はあると思います。ここからめちゃくちゃ変革していくんじゃないかなっていうふうに、今日、とくに思いました。
―2022年、やってみたいこと、目指してみたいことは?
濱家:2021年にやった(配信に特化した)単独ライブもそうなんですけど、まだどの芸人もやったことなかったな、っていうことに挑戦していきたいですね、いろいろやっていきたいです、新しいこと。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)