雪に埋もれて“白信号機”状態に 投稿者は「1時間程度この状態」
長野県警は「18日は雪の量が多く、しかも吹雪で気温も下がるという悪条件が重なってしまった。発見者から警察への通報もあった」と話す。
全国各地で信号機のLED化が進んでおり、警察庁によると2020年度末現在、車両用信号機LED化率の全国平均は66.1%。また、メーカーによると、LEDを使った信号機は電気を効率よく光に変えられる一方で、電球を使った信号と違って発熱量が少ないという特徴があるという。
そんな中、長野県の「最新型信号機」が白信号状態になってしまったと話題になっている。
■周辺の信号機も同じ状態
投稿者の楠木昴流さんによると、今月18日の午前9時~午前10時にかけて、長野県長野市善光寺そばの城山公園入り口交差点信号機が雪に埋もれてしまっていた。また、周辺の信号機も同様の状態だったそうだ。
「フラット型信号機は縦からの雪や強風、汚れには強いとされるが、正面から吹き付ける雪には熱をあまり発しないこともあり、太刀打ちできないことが今回の件で露呈した」と話す。
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■今年の夏に変更したばかり
また、「今年の夏終了した城山公園再開発のときに、交差点改良を行うタイミングで周辺の信号機を従来のフード付きLED信号機から、コイト製のフラット型に変更。変更が行われて初めての積雪で今回のようなことになった」と語る。
コイト電工の最新型は、信号機のフードをなくし、信号機の表面の凹凸もなくして、平らなフラット型にするとともに、信号機自体は20度ほど下に傾ける作りにしているという。